コラム

香港は最悪の事態になっています

メディアの報道によると、香港警察は令和3年1月6日の朝、立法会(議会)元議員ら民主派の約50人を香港国家安全維持法(国安法)違反などの容疑で一斉に逮捕したとのことです。警察がこのような逮捕劇を強行したのは、元議員が令和2年7月に民主派が行った立法会選挙の候補者を決める予備選に参加したことが「国家政権転覆」にあたるということらしいです。
中国政府による凶行がここまできてしまいました。 逮捕されたのは、民主派の主要政党である民主党の胡志偉前主席や尹兆堅元議員ら約50人。令和2年6月末の国安法施行後に新設された警察の国安法案件を扱う法執行部隊が一斉に民主党の元議員らを連行したということです。
民主派の企図していた予備選は、本来は令和2年9月に施行される予定だったのが1年延期された立法会選を前に、民主派の支持票が分散して共倒れになるのを防ぐために実施しようとしたものです。
国安法施行などに反対してきた民主派が再び立法会で過半数の議席獲得をしようとしていたのです。投票者数は主催者目標(17万人)の3倍を超える約61万人にも達するというものらしいです。
香港政府は、令和2年7月、予備選の運営組織が「立法会選で過半数を獲得し、予算案を否決して政府機能を停止させる」と訴えていたとして、国安法が禁じる政権転覆にあたると警告し、中国政府の操り人形の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は、予備選は法的根拠がなく違法であると言っていました。

このような蛮行は、まさしく日本の戦前における思想警察と同列或いはそれ以上のものでしょう。

日本はこれからも「世界の工場」と言われている中国の顔色をうかがっていなければならないのでしょうが、本当に情けないことだと思います。