コラム

スクロールや上書きで消されそうです!!

新政権に思う(菅総理は苦労人だが・・・)
政府は悪行三昧をしようとしていた安部政権から菅政権に移行しました。
マスコミを含む社会は、菅政権について、あの安倍政権とは違うとでも言いたげに、「菅総理は苦労人」という表紙をつけて菅政権を恰も安倍政権とは違うかのような報道すらなされている感があります。
私は、安倍政権の中枢におりスポークスマンとして安倍政権の誤った行為を平然と否定或いは無視してきた菅さんの姿を忘れることはできません。
菅さんは、デジタル省だかを創設するとか、スマホの料金を安くするなどと言い、安倍政権とは異なる存在であることをアピールしているようです。
しかし、菅総理は、安倍元首相が説明義務を果たしていないことが明らかな事実(たくさんあります。)について、「それは前政権のもの」としてスクロール或いは上書きしてしまっていることは明らかです。
安倍政権下においてなした「桜を見る会」の件、森友問題、行政官の忖度問題等々は安部さん個人のなしたことで、菅政権には関係のないことなのでしょうか?
国民は、スクロール或いは上書きされた事実に一喜一憂して、本来政治のあるべき姿を追求しようとはしていません。
菅総理が基本としていると思われる新自由主義(私は批判的であることはこれまでも申し上げてきております。)からすれば、携帯電話料金の高い会社と安い会社があっても、それは自由なはずで、高い会社が安い会社により駆逐されても良いはずです。それなのに、NTTなどの様子を見ていると、携帯料金を安くするためだと誰でも解るような方法を素早く取りました。
本当に茶番劇の連続です。
私たち国民は決して総括の終わっていないことを忘れてはならないと思います。
目の前の快楽で過去の禍根を上書きさせてはならないと思うのです。
そして、菅総理が安倍政権の矢面に立って奮闘してきたしてきた(誉めてはいません。)ことを忘れてはいけないと思うのです。