コラム

カジノ法案の裏側に何があるのでしょうか?

最近、国会では僅か2日間の委員会で審議されただけで、カジノ法案が国会で決議されようとしています。
何故、これほど急いで博打場を造ろうとしようとしているのでしょうか?
前東京都知事が在任中にも東京のウォーターフロントにカジノを造る話があったそうですが、当時の知事はそれに反対で実現しなかったともいわれています。しかし、現在、築地にある市場の移転先となっている豊洲では汚染問題が生じており、築地市場の移転が危ぶまれています。そこで、これまでお金をかけた施設を転用できないかというアイディアの一つにカジノが浮上したということも考えられます。ウォーターフロントというカジノには立地条件の良い場所はありません。最近、長年に亘って一大娯楽の一つであったパチンコやスロットルが斜陽となっているとも聞きます。我が松本でも地元の大きなパチンコ店が潰れています。それはパチンコ店から発展せず、パチンコ店の経営のみに汲々としていたからだとおもいます。「なんとかサミーホールディングス」などという東証一部上場企業も前身はパチンコ店ではないかと思いますが、それから発展しソフトの開発等をしたりゴルフ場まで保有しています。このような会社は、政治家と太いパイプを持っていることは明らかでしょう。
このような会社が、豊洲問題でいわば救世主になるかもしれないのです。そんなチャンスを逃すわけはないと思います。
そして、そのような時勢に乗る政治家は誰でしょうか?とても興味があるとともに、そんな様子を見たとき、私の中に益々現在の政府に対する不信感が大きくなることは必至です。
暫く様子を見ることにしましょう。