コラム

もうそろそろ考えて、見直して欲しい!

コロナウィルスの感染者が増加しています。その理由として、検査対象者が増えたこともあるかとは思います。
「三密」が叫ばれ、街中ではマスクを着用している人がほとんどです。一人で車に乗っているときまでマスクを着用する念の入れようです。
テレビを見ると、Physical Distanceが保たれたり、シールドが設置されたりして工夫がなされています。

しかし、しかしです。テレビの番組で、今までと変わらない状況がいつも繰り返されています。現在は安価なバラエティ番組のオンパレードです。私などは、それらがそもそも鬱陶しくてなりませんので、ほとんど見ませんが、たまたま暇に任せて見たとき、ギョッとしました。
番組の中では、Physical Distanceを保ちながら、芸人さんが大声を出して何やら皆に受けそうな「芸」を披露しているのです。私にとって、それは芸などというものとは、程遠いものにしかうつりませんが。そのとき、口からは、どえらい飛沫が飛び出しているのだろうと想像します。
また、情報番組のMCを務める芸人さんの声もこれまた大きいのです。人のいうことをきちんと聞く態度も窺えません。
ちょっと誤解なのかもしれませんが、最近の若者のノリとこれらの芸人さんの芸風とが何やら似ているような気がします。殊に皆で集まったときなどのノリは将にそのもののような気がします。

一度、面白いかどうか検証のため、テレビで芸人さんのコントを見てみました。

スタジオに観客がいる中での芸でした。芸人さんが笑いを取ろうとして何やら奇妙きてれつなことを言ったりやったりすると、それに呼応するように大きな笑いが観客から出ます。しかし、私にとっては全然面白くないもので、笑いが全くでてきません。
体当たりでお笑いの世界を開拓し社会的な地位を築いたお笑い芸人とは全く違ったものなのでしょう。私にとって、開拓者のお笑いは可笑しくて仕方がないもので、今でもその芸人さんが出演するととても楽しめます。

話はそれましたが、芸人さんも社会人です。社会人として、大声を出して従前の芸を続けるというのは余りにも「芸のない」仕業ではないでしょうか?
コロナウィルスの蔓延を抑える芸というものはないのでしょうか?
口元から唾がバンバン飛ぶような芸は暫く止めて、そんなことをしなくても「笑い」がとれる芸を身につける工夫をして欲しいと思っています。

年寄りの何とかでしょうか?